チョコレートとドリンクのペアリング

エクセレンスチョコレートをさらにおいしく楽しむために、コーヒーや紅茶、日本茶と合わせることによって生まれるペアリングの妙をご紹介します。

カカオ豆本来の香りを存分に楽しむことができるハイカカオ ダークチョコレートの逸品。薫り高くなめらかな口溶けと、甘味・苦味・酸味の見事な調和が気品を感じさせ、みずみずしいベリーの酸味が、チャーミングで親しみやすい印象を与えています。ミディアムローストコーヒーやバニラの甘く芳ばしい香りに、薔薇のニュアンス。この「70%カカオ」には、風味や色の似たもの同士を合わせて味わいの余韻を深めあう「シンクロ(同調性)」マリアージュがおすすめ。焙煎による馥郁たる香りと果実の酸味をあわせ持つ上質なブラックコーヒーとご一緒に。「複雑味」と「奥ゆき」をお互いに与え、香味を尊重しあいます。

「78%カカオ」は、70%に比べ、印象が大きく異なります。よりリッチに、まろやかに、なめらかな甘みをまとい、ナッティでクリーミー。アロマは、ヘーゼルナッツ、ダークキャラメル、紅茶、フローラルのトーン。さらに上質な渋みによるフィニッシュ。この「78%カカオ」には、華やかな香り、繊細さと力強さ、リフレッシュ効果の高い渋みを合わせもつダージリンティーを、最高の引きたて役として合わせます。
主役をささえて引きたてる紅茶の楽しみ「サポーティブ(サポート&ティー)」。
カカオ本来の香りを活かし、香味全体をささえて深みを増し、感度の高い一口目の味わいがいつまでも続きます。

ツヤのある漆黒の外観がとても美しく洗練された印象。ピュアカカオマス以外の成分をほぼ含まず、カカオ豆そのものに最も近い風味を味わうことができます。溶け始めはややスロー、あせらずにその瞬間を待ちたい。アタックは力強く、舌さわりは、ねっとり濃厚、凛とした圧倒的な品格をそなえます。香りはブラックオリーブや、胡桃、晩秋の雨上がりの森のトーン。「99%カカオ」には、似たような品格とボディ、UMAMIを持ちながら、香りや色がまったく「対照的(コントラスト)」な抹茶を合わせます。抹茶の甘く新鮮なグリーンの香りは、ローストされたカカオ香を際立たせ、余韻の渋みは一体となります。
どちらも主役を譲らない、そんな印象のマリアージュ。

手収穫のフルールドセル(塩の花)とビターキャラメルのザクザクした食感、完璧に調和のとれた香味の組み合わせが魅力。しっかり噛んで、塩キャラメル&ショコラの香りを口いっぱいに広げて味わっていただきたい一枚。
「キャラメルシーソルト」には、口の中でドリンクを「アレンジ」するようなマリアージュがおすすめ。カフェラテを合わせることで、まるで塩キャラメルショコラをトッピングしたカフェラテを飲んでいるような感覚を楽しむことができます。ポイントは、両方同時に口に入れるのではなく、ショコラが少し残っている時に、カフェラテを少量口に含み余韻にあわせること。二口目からは、口溶けもさらにスムースに心地よさが続きます。

甘酸っぱいフランボワーズとダークチョコレートは、まさに王道の心躍る組み合わせ。カットした断面には、真っ赤に熟したフランボワーズ粒が、色鮮やかな宝石のようにちりばめられていて美しい。口に含み、舌上にのせたままゆっくり溶かすと、ダークチョコレートの味わいから、徐々にフランボワーズへの変化が楽しめ、噛めば、その魅惑的な風味が混然一体となって口いっぱいに広がります。今回「フランボワーズ」に合わせるのは、ショコラより甘く柔らかな焙煎香を持つほうじ茶。上質なほうじ茶は、ロースト香だけでなく、果実のニュアンスを含み、ベリーとの相性も抜群です。日本ならではの「サプライズ」なマリアージュ、組み合わせの妙をぜひ。

マダガスカル産バニラ、ミルク、カカオバター、素材の高いクオリティをシンプルに実感できるタブレット。ほのかに甘いバニラの香り、アルペンハーブの可憐な花のヒントが、ミルキーな味わいとともに口の中に広がり、春の雪解けのようになめらかにほどけていきます。「ホワイトバニラ」には、新たな風味を創造するマリアージュ「クリエーション」を。アロマティックでフルボディのエスプレッソをアフターに合わせることで、クレームブリュレを思わせる、甘美で芳ばしくクリーミーな余韻が長く続きます。ショコラをゆっくり溶かし、食べ終わる余韻のタイミングにエスプレッソをほんの一口、ゆっくり鼻から息を抜きアフターの香りを感じてください。

チョコレートは、コーヒー、紅茶、日本茶などのドリンクと
合わせることによって、味わいの余韻を深めたり、
カカオの風味が引き立てられます。
ぜひ驚きの体験をお楽しみください。

エクセレンスチョコレートとドリンクのペアリング監修
日本ドリンク協会代表
山上昌弘(YAMAGAMI MASAHIRO)
水から茶、酒まであらゆる飲料のマリアージュやサービス、健康科学など、プロのドリンク講師・コンサルタントとして活躍。日本茶インストラクター、
ドリンクコーディネーター、ビールソムリエの人材育成にも力を注ぐ。
ジャパンビアソムリエ協会代表、日本食文化会議運営委員、ソムリエ。
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